昨日の事業仕分け、科学技術に関連する予算が取り扱われていました。
一部ライブで、またその後も情報を色々フォローしていたのですが、様々なことを思いました。
私自身まだきちんと整理して発信できる状況ではないのですが、
現時点で何か書いておかねば、という気持ちなので、書いています。
乱暴に言ってしまうと、昨日の仕分けでは、
科学技術に関連する予算がごく短い時間のざっくりとした議論で大幅に削られました。
*仕分けのみで決定ではありませんが。
以下のサイトに現在様々な情報が集約されつつあるようです。
事業仕分けWS3 まとめウィキその中で思ったこと。
■この国は未来に対してどのようなビジョンを持っているのか?
科学や教育は、今年お金をかけたから、
来年目に見えて経済的なリターンが戻ってくる、という類のものではありません。
10年20年、場合によってはもっとずっと長い視点で将来を見据えていかなければならないものです。
そうした視点が仕分けの議論でほとんど感じられなかったということが残念でした。
■私たちはこの国をどうしていきたいのか?
上記の話は、なにも政治家や官僚に限った話ではありません。
科学者であったり、教育者である人々。
それだけではなくて、一市民としての私たちが、
自分たちの治めた税金をどのように使って、
どのような国を作っていきたいのか、ひとりひとり、
真剣に考える必要があることを痛感しました。
■科学者たちが考え行動していくことの重要性
現在、日本の基礎科学は税金によって賄われていることは間違いありません。
かつて科学者にはパトロンがいましたし、国以外に出資者を探すべきと言う意見もあります。
その可能性を探っていくことも大切なことであるとは思います。
ただ、科学や教育は、国が支えていくべきものであると私は思っています。
しかしながら、そのことを当然として漫然と国に頼っていて良いわけではありません。
なぜ科学や教育は国が支えていくべきことなのか?
税金を払うに足るべきことなのか?
我々自身が再考するとともに、科学者コミュニティ以外の人々とも、
その意識を共有できるように考え、行動していく事の大切さを再認識しました。
科学者は、自分自身の研究は「好きだからやっている」という人が多いと思います。
大学院生である私自身も、自分が研究する動機のメインはそこにあります。
ただ、だからといって国や社会のことを考えていないというわけではありません。
今回の仕分けを経て、科学者が生きていくためには海外に行くしかないのでは?
といった声もどうしても高まりつつあります。
ただ私自身は、もともと学位取得後は海外に出よう、という気持ちがあったのですが、
逆に、この国の未来のために自分には何ができるのだろうか、と改めて考えされられました。
漠然と・・・現時点で思うことを書いてみました。
続けて考えていきたいと思います。